南風と豊後水道
おはようございます♪
久々の雨ですね~

今日は低気圧や前線が接近しているので日中を中心に雨が降ります!!
雨の元になる水蒸気を強い南風がどんどん前線に向かって供給しているので雨雲は発達しやすく雨脚の強まる時間帯もありそうです!!
夕方頃になると雨雲域が抜けるので雨が止んできます
気になるのは現在吹いている強い南風ですが

<気象庁より引用 9時予想>
風が強いのは昼~夕まで!!
沿岸予想図を見てみると、風や波が強いのは低気圧や前線付近に限られており、東シナ海は西に行くほど穏やか領域となっています!
低気圧や前線が東に進むにつれて、この穏やか領域が接近してくるというわけで夕方以降は風も落ち着くということです。
夕方以降は釣行可能レベルくらいまで落ち着いてきます。
ところで、昨日から南風がよく吹いていますが、沿岸天気図9時予想を見てみると宇和海(K)では
南の風:26kt(13m/s前後)
とかなりの強風が吹いています!
宇和海沿岸が南風に弱いということが分かりますが、これは豊後水道の予想なので、船で沖にでる場合や沖磯なんかに行く場合には参考になる数値ですが、岸から釣りをする場合はそんなにあてになるデータではありません!
ちなみに

<気象庁より引用>
この図は昨日の10時のアメダスデータです!
佐田岬ではしっかりと南風(11m/s)が入っていますが、その他の地点ではほとんど南風が入っていません!

宇和海沖や佐田岬は豊後水道を吹き抜ける通り道なので、問答無用に南風が入っていますが、その他の地点は南風が入りにくく、海風が卓越している状態となっています。
南風は上昇流を伴うことが多いので、西や北からの冷たい下降流に比べて風そのものが不安定(風の息)という特徴があります。
特に昼間は海風が吹きやすいので夜間に比べると風向分布が複雑な場合が多い!
北や西風がよりもはるかに風の動きが読みにくいのが南風!
ただ、今日のように注意報を伴うような強い南風が吹く予想となっていると、南風でもほとんどの領域で地形関係無しに吹いてくるので注意が必要です。
それでは!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
ホームページ:http://windsnow1221.com/
お問い合わせ先:info@windsnow1221.com
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
※このブログの天気情報は気象庁が発表する天気予報や気象情報を解説しています
