濃霧と立春と寒気
おはようございます♪
さむいぁぁ:(;゙゚'ω゚'):
今日は立春ですね~
立春なので今日から春分の日にかけて南からの強風(8m/s以上)が吹くとそれは春一番になります!
それっぽい風は1月くらいからよく吹いていますが 笑
寒の戻りの立春ですが、節分の日である昨日の午前中は愛媛県の至るところで濃霧に覆われていました!
なんとも幻想的!
見とれてしまい写真を撮るのを忘れてしまったぜ( ´・ω・)
暖かい風が入ったことによる霧ですが、おとといの雨で地面濡れていたことや川&海の水温がもともとかなり低いということで霧が濃くなったんですが、これから初夏にかけては水温が低く暖かい空気がは入りやすくなるので海を中心に濃霧も増えてきます!
午後からは北からの乾いた風が入りはじめたので霧も晴れてきました。
そんな夢覚ましの北風がこれから明日にかけての荒れの原因となってきます。
まず、今朝3時の実況天気図ですが

こんな感じで等圧線の間隔は狭くなっているので北風が強めに吹いているところが多くなっています!
ただ、北西に高気圧・南東に低気圧となっているので吹く風は北~北東の風となっています。
(風は気圧の高い方を右手・気圧の低い方を左手に見て等圧線に沿って吹くので)
ここ伊予市や松山あたりは西風に比べると北風には割と強いのでそこまで強風にはなっていませんが、今日はさらに強まってくるので注意が必要です!
雲が多く雪の舞う時間があります!
ちなみに寒気の度合いですが
まずは今日の9時の予想高層天気図!
(以下の画像は気象庁より引用)

上図上空5000付近:青ライン=-36℃(大雪の目安) 水色ライン=-30℃(雪が降りやすくなる)
下図上空1500m付近:青ライン=-12℃(雪がかなり積もる) 水色ライン=-6℃(平地で雪が混じる)
こんな感じですが、上空5000m付近の気温や上空1500mの気温を参考に地上での雪の降り方を参考にすることが多いです。
いろいろ解釈はありますが個人的には
上空5000mの気温は大気の不安定度が関連するので雪雲の発達度合い(雪の強さ)
上空1500mの気温は下層の温度場に関連するので地表での雪の状況(雨か雪かとか積もる積もらないとか)
を参考にしています
今日9時の予想天気図では5000mの気温が-21℃で1500mの気温が-6℃くらいとなっています。
上空の気温に比べて下層寒気が強いので雪はあまり降らず雲が多い天気になります!
(雪雲は発生するもの雲の高度が低いので雪が降らず雲がなかなか無くならないため)
行く場のない雪雲達は最終的に四国山地で強制的に雪を降らされることになって終わりを迎えます。
ちなみに夜21時も同じような温度場が続きます!

なので今日の気象庁の天気予報は降水確率低めの曇りベースの予報となっています。
(午後は弱い気圧の谷が予想されているので降水確率はちょっと高めですが)
上空1500付近の気温は夜になると-9℃まで下がってくるので関連して地上でもかなり寒くなります!
明日にかけても寒い状態が続くので暖かい恰好をしてお過ごしください!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
ホームページ:http://windsnow1221.com/
お問い合わせ先:info@windsnow1221.com
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
※このブログの天気情報は気象庁が発表する天気予報や気象情報を解説しています
