佐田岬の風向だけ違う理由 摩擦力から考察
おはようございます♪

西高東低の気圧配置が強まり西風が吹き荒れています彡 彡 (((ノ; ̄д)ノ彡 彡
今日は午前中を中心に西風が吹き荒れて、南予の海上では風速20mを超えるような風が予想されていますが夕方以降は急速に波風穏やかになりますヽ(・∀・)ノ
明日の昼からは再び荒れた天気になりますが、なにげに今日の夜~明日朝は釣りに問題ないくらいです(今からは想像できませんが)
ただ、明日にかけて雲が多くにわか雨の降りやすい天気なので雨対策と気温も10度前後で推移なので寒さ対策は必要ですが。
今日の寒波はまだマシですが、明日の夜からは本格的な冬の寒波が入ってきますので身を刺す寒さにご注意を((´д`)) ブルブル
今日のタイトルの話しですが

西~西北西場が卓越する中で佐田岬だけ北北西と風向が大きく違うじゃないか(;゚Д゚)!
となっていますが、佐田岬だけ風向が違うのはいつものことです。
天気予報で西風となっているので佐田岬の瀬戸内側で釣りをしようと行ってみたら真正面の北からの風直撃( ;∀;)ォゥ
なんてことはよくある話です
これが厄介もんです
ただ、風向的には佐田岬が普通の吹き方で他のところがズレています
かなりマニアな話しになりますが(・∀・)
普通なら等圧線に沿って風が吹くようになっています。
でも、等圧線通りに吹かないのは摩擦力(風がものを動かす際に正対する力)という力が作用するため等圧線に沿って低圧部に横切って風が吹くことになります
この力は陸上ほど強く海上ほど弱くなるので

水色ライン=海上
青色ライン=陸上
のような吹き方になります
佐田岬は陸というよりは海として近似されるのでより等圧線に沿った吹き方をするというわけです
もちろん風上の九州山地や中国山地によって風向が変えられているという部分もあります
この理論から言うと
瀬戸内海(長浜~波方)で北西風の場合は佐田岬で北風
瀬戸内海(長浜~波方)で北風の場合は佐田岬で北東風
と20~30度右にずれた風向となります。
ただ、瀬戸内海(長浜~波方)で北東の場合、佐田岬が東になるということにはなりません!
瀬戸内海(長浜~波方)で北東風の場合、陸地から吹く風となり長浜から佐田岬の山地に沿ったような吹き方をするため佐田岬でも同じ北東風である場合が多くなります
宇和海はちょうど佐田岬と瀬戸内海(長浜~波方)の間くらいの風向となっていますが、関門海峡を超えてきた風が直撃しているので(瀬戸内側は中国山地で1度摩擦力で風向が変えられさらに自分の陸地で摩擦力で変えられて西になっている)瀬戸内側よりワンランク摩擦力の影響が小さくなっているというわけです。
他にもいろいろ要素があるんだとは思いますが、まぁ風っておもしろいヽ(・∀・)ノ
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-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
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