秋の西高東低 瀬戸内海で気団変質
おはようございます♪
嵐の前の静けさ
というのはまさに今のような状態で
ためてためてためて
「ド━(゚Д゚)━ン!!」
嵐吹く
この街が
というわけで今日から明日にかけて空は晩秋の嵐と化していきます<丶´Д`>

今朝3時の天気図ですが、朝鮮付近に中心をもつ低気圧から南西方向に伸びている寒冷前線が晩秋嵐のスイッチとなります!!
この寒冷前線が通過するのが昼前くらいになり、通過時に雨が降りますが雨が降ったあとは今吹いている弱い南西風から西風に変わり明日にかけて吹き荒れます!!
1500m付近に0℃くらいの寒気が入るため気温は明日にかけて急降下!標高の高い山では雪になりそうです!!
雪ヽ(・∀・)ノ
(平野部はまだ雨ですが)
いや~ついにこの季節ヽ(・∀・)ノ
これからはじまる徹夜の日々ヽ(・∀・)ノ
脱線しましたが、かなり寒くなるので防寒対策をしっかりしましょう!!
さて、西高東低になると松山ではわりと晴れることが多いですが今日から明日にかけてはそんなに晴れず雨や雷雨の時間帯もあります!!
その理由の前にまずは明日21時の予想天気図から

等圧線が北西から南東に走っていますが、風は等圧線に沿って気圧の低い方に30℃程度向きを変えて吹くので風向は北西ではなく西~西北西になります。
ということを踏まえて明日の悪天について
要因1 寒気が西まわりで入ってくる
松山の場合、風向が北西や北の場合は中国山地で雨雲をブロックしてくれるのでそんなに降りませんが

ちょっとわかりづらいですが、西風であればあるほど松山や伊予市には関門海峡を超えてくる雨雲や雪雲が入りやすくなります!
要因2 暖かい瀬戸内海
私が去年伊予灘で竜巻を見つけたときの気圧配置も実は西高東低の気圧配置で明日と同じ西回りの寒波でした!!(天気図も時期もほぼ一緒)
この時期は瀬戸内海の海水温は暖かいのが普通ですが入ってくる寒気は冬並みなので、真冬の西高東低に比べても下層と上層の気温差が大きくなり発達した積乱雲ができやすくなります!!
(下層の気温が高いので水蒸気の供給が大きい)
レーダーなんか見ていても、瀬戸内海で雲が発達する様子が見られる場合があります!
西高東低で松山沖で竜巻?と変な感じですが、11~12月は瀬戸内海でも西高東低でよく発雷したり短時間強雨になります!
上空の寒気は去年の竜巻時に比べると強くないので、あの日ほどの顕著な現象はないと思いますが風も強く海は大荒れ時雨になるので外出には気をつけましょう!
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-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
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