潮位・潮汐と釣り
おはようございます(*"・∀・)ノ――◎゙オハヨーヨッ

本日の朝の空ですが、快晴ヽ(・∀・)ノ
放射冷却で冷え込み吐く息白く、非常に気持ちが良い( ・∀・)

今朝3時の実況天気図です。
天気図もだいぶすっきりしましたね~
移動性高気圧に覆われ昨日、そこそこ強い北風を吹かせた西高東低の気圧配置は緩みつつあります!!
というわけで、今日はこのまま1日晴れます♪
雨の心配もなく、なにをするにも最高の1日となります!!
日中の気温も20℃前後と活動するには、ちょうどいい気温です。
波風穏やかですが、晴天になるため日中は海風が夜は陸風が少し強まります!!
最近釣り関連の話題がないので、今日は潮汐と釣りに関して少し書きます♪
潮位は時間、日、月と言った様々なスケールで変化します。
様々な要因が重なり潮位が異常上昇すれば磯や堤防などのいつもの釣り場が海水に浸っているかもしれません
・潮汐
一般的に釣りには大潮が良いといわれます。
海水は月の引力の影響を受けるため、満月前後と新月前後に潮の満ち引きの落差が大きい大潮となります。そのため潮が大きく動くので魚の活性が上がり釣りやすくなるというものです。
この関連性を肉眼でよく観察できるところに今治城があります。
今治城のお堀にはチヌがいますが、潮が流れている場所にはチヌがたまり潮の流れの上に向かって勢いよくエサを取っている姿が見えますが、潮が流れなくなった途端、姿が見えなくなります。
水深が浅く水が結構澄んでいるのに加え潮の緩急が激しいので、観察にはもってこいの場所です。
もともと潮の流れが早いところなどではさらに潮の流れが早まり、返って逆効果な場合もあります
上弦、下弦の月(半月)後に現れる若潮や長潮は潮位の変化が小さいので釣りには適さないと言われますが、潮流がもともと早い場所などは逆に良い場合もあります
また日単位では満潮と干潮がニ回ずつ位あり、特に陸釣りでは海水量が多くなる満潮前後が良いとされています
月以外での潮位変化は気圧、風があります
潮見表はこの月の満ち欠けに依存したデータなので以下の要素で実際の潮見表のデータ通りではないということを頭に置くことが大事です
・気圧
気圧が1hPa下がると海面は約1cm上昇します
これを吸い上げ効果といいます。
海は気圧で押さえつけられているので、押さえる力(気圧)が、小さくなればそれだけ海面が上昇できるといった具合です。
冬期の高気圧では1020hPaくらい気圧はありますが、強い低気圧や台風が来ると950hPa位まで低下することがあります
これだけで70cmの潮位の差が出ます
・風
強い風が海から陸に向かって吹く場合は潮位が高くなります。風速の二乗に潮位が比例し風速が二倍になれば、潮位上昇は4倍になります
これを吹き寄せ効果と言います。V字型の湾や遠浅の湾ではそれ以上の潮位上昇となることがあります
その他、海水温が高いほど、海水が膨張しその分潮位が高くなります
冬より夏~秋の潮位が高くなるのはこのためです
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-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
ホームページ:http://windsnow1221.com/
お問い合わせ先:info@windsnow1221.com
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※このブログの天気情報は気象庁が発表する天気予報や気象情報を解説しています
