上空3000mの天気図
おはようございます♪
悪天続きでございますね~
本日の概況ですが

<9時予想>
引き続き前線が四国に横たわっています
なので悪天継続!!本日も曇りベースで雨が降る可能性も!!

ただし!!昨日ほどは降りません!!
上空3000m付近の天気図に雨が降りにくい答えがあります。

<9時予想>
上図の網掛け域が「湿潤域」
下図の網掛け域が「上昇流域」
湿潤域に入っているところは上空3000m付近に雲が発生し、さらに上昇流に入っているところでは3000m付近よりも上層に雲があると仮定できます。
愛媛を見ると「上昇流域」には入っていますが、「湿潤域」には入っていません!!
上空3000m付近に雲が無いということになりますが、それより上層では上昇流で雲が発生していると思われます。
下層雲が無く、中層雲&上層雲で厚みがあまりない!!ということであまり雨は降らないという予想になっています。
南予の方は上昇流から抜けて一部は下降流域!!
南の方は晴れ間があるかもしれませんね~。いずれにしても南予ほど雲は薄く雨は降りにくい!!
ただ、湿度が高いので雲が薄くてもにわか雨が降ってくる可能性は大いにあります!!
なぜ、雨雲が生成されにくいのか!!
地上付近の風を見ると

<9時予想>
前線を挟んで南側は南西風が7m./sほど吹いていますが、前線の北側や西側は弱風帯!!
前線は温度差や風向差、風速差などで活発化することを考えると、風から見て前線が活発になる要素はあまりありません!!
ただ、宇和海&伊予灘は前線南側に入るので釣りには厳しめの南~西風が吹く可能性!!
東予は南西風より前線北側の弱い北東風がメインになるので釣りにはさほど問題なさそうですが・・
宇和海はプラス台風からのうねりが入ります!!12秒を超える長周波のうねり!!
風浪と違ってうねりは周期が長く陸から見る分には波があまり高いように思えませんが、岩場などはうねりに伴うサラシができるのでうねりの影響がよく分かります。
宇和海での海のレジャーは危険です。うねりは見た目に現れないので余計に怖い!!
向こう一週間の天気は

台風接近に伴い日に日に宇和海の波は高くなります!!
ただ、週末は一時的に風が収まる可能性!!
これは天気が晴れベースになっていることからも分かるように夏の高気圧が息を吹き返し愛媛を覆います!!
高気圧の位置によっては湿った西から南の風が吹く場合も!!
台風はこのまま進むと15号が来週始めから中頃に接近!!
四国にもかなり近づく可能性があります!!
それでは~
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-雑誌&TV-
・[雑誌]2015年4月~2017年4月
レジャーフィッシング連載
「気象予報士たっぴーの釣り人のための気象学講座」
・[雑誌]2017年2月
レジャーフィッシング特集記事の執筆
「冬の釣行を快適に♪気象学講座」
・[TV]2017年3月30日
釣りビジョン「五畳半の狼」ゲスト出演
・[TV]2018年9月~
釣りビジョン「つりステ釣会議」お天気コーナー(たがっしーの釣天気)不定期出演
・[書籍]2019年5月18日発売
三楽舎プロダクション・編「この実力講師・講演家200人情報源」
掲載。
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